慈眼寺 副住職ブログ

ネオプリ先生と、しろがねの駿馬

当ブログで何度も登場する副住職の学校の同僚「ネオプリ先生」。

ネオプリマートというデローザのクロモリフレームに乗っているためにブログではそう呼んでいます。

先生は忙しいので、年に数回しか一緒に乗ったりはできませんが、だんだん距離を伸ばし、イベントにも参加し、先日は自走ビワイチも達成されました。いつも副住職が通っている自転車屋ラガッツィで自転車を買ったわけではないのですが、半ば強引に一緒に走ったり忘年会に参加してもらったりしているうちに、ちゃっかりチームジャージを着てしまっています。

そんな先生が先日、ついにラガッツィでフレームを購入!2台目のフレームは・・・

数少なくなったイタリアンハンドメイドのクロモリフレーム。

 

CASATIのLINEA ORO !!

 

きましたラガッツィの直球ど真ん中。店長と同じフレームであります。もちろん完全フルオーダーであります。

実は、2016年10月7日のブログで、試乗会で初めて先生がリネアオロに乗った日の様子が綴られております。
あれから2年半。ほかにも色々乗せたんですが、先生、全然浮気せずにゴールイン!

先生、一途!

casatiの「世界」

祈念すべきその納車の日に立ち会いたい!と、仕事が終わって全速力で木津川を走り抜けて間に合いました!

納車っていいんですよね。結婚式みたいなものですよ。しかも新しいお相手が心から祝福できるような場合には、ただただおめでとう!って言いたくなりますよね。

色はいろいろ悩んだ挙句。純白に。去年まであった日本限定ホワイトバージョンとほとんど同じなんですが、ほんの少しだけ変えてあります。コンポは新型コーラス。4アームのヤンチャさが、クラシカルなフレームに案外合います。ホイールは店長の手組。
NITTOのパーツの黒がフレームの白を締めますね。いいですね。ほぼ同じデザインのフレームがラガッツィにも吊るされていますが、シンプルなデザインなのに、全然飽きません。純白に細いラインが少し入っているのがものすごく効果的で、これ以上でもこれ以下でもない、これが完成だ、と思わせる絶妙のシンプルなんです。何時間でも眺めていられます。

サドルは私と同じカーボンのくせにお尻にやさしくってお財布にもやさしいTNI。これもハズシのパーツですね。

うわ。写真に指がはいった。

いいですね。やっぱり。でも、写真ではただの白にしか見えてないと思うんですよねぇ。

違うんです。

これは実物を見た人だけに分かる複雑な白なんです。
基本はクリーム色なんですが光の下では、うっすらと青く光ります。独特のパールカラーという感じですが、ものすごく上品です。

思わず新妻を眺めてにやける先生。一人目の奥さんのことはどうするのでしょうか(笑)
しかしコレはホンマに気を付けねばならないのですが、車体が美しすぎて、つい目を奪われ、事故のもとになりかねません。

明日から先生は仕事で海外に旅立つため、今日は自宅まで帰るだけ。副住職、家までお供しました。

後ろについて眺めたのですが、つくづく・・・

美しい。

溶接部の有機的な曲線はあたかも元からそういうものとして生まれてきたかのよう。太陽光に白が生えながら、うっすらと青く燐光が冴える。昼の光と夜の月明かりが同居するような不思議な美しさです。

フォークの形も優美ですね。

ちょっとピンボケしてしまったのですが、通常モデルではフォークの肩のCASATIのエンブレムが黒く塗られているところが、先生のこだわりでここは白く塗られています。白と黒の世界で生きている人なので、そのへんは敏感です。

「どう?どう?」とうしろから聞きます。

クロモリからクロモリに乗り換えただけなのに、先生「軽い!軽い!」と連発です。

ただただ重量が軽いだけならそれほどでもないのですが、このフレームは本当に乗って軽い。踏んで軽い。ただの懐古趣味のクロモリではない、最先端ではないにせよ、ホンモノのレース機材としてのプライドがそこにあるような気がします。踏み出しの軽さこそカーボンなどには遅れを取りますが、ある種、官能的な快適さがあります。お坊さんがなに言ってんだか(笑)

よくクロモリはしなりがあって云々などという決まり切った表現がありますが、キビキビした反応性と、気持ちのいい加速をずっと何百キロも感じさせてくれそうな、稀有なバイクです。

某ビルダーさんが、「何を買うか、じゃない。誰が作ったか、が大事なんだ。」と言いましたが、まさしく、作った人がちゃんと見える、ハンドメイドならではの楽しさがいっぱい詰まったフレームです。

よく、「一生モノ」なんて使い古されて安っぽくなった言葉がありますが、一生モノにするかどうかは本人次第でもあります。ですが、所有した人に「これに一生乗りたい」と思わせる何かが、しっかりとそこにあるもの、だと断言できるモノだと思います。

なにはともあれ。

 

先生おめでとうございます!

 

問題は、「ネオプリ先生」の名称が使いにくくなったこと。

「リネアオロ先生」はなんか言いにくい。「カザーティ先生」はただの人名になってしまうし、省略して「リネオロ先生」もなんかアホっぽい。当面はめんどくさいので「ネオプリ先生」を使用することが、ラガッツィの爆弾小僧によって決定されましたが、さてどうしたものか。僕は「普通に苗字で呼べ」って言ったんですが・・・。