慈眼寺 副住職ブログ

都祁来迎寺通信

都祁の来迎寺の近況です。

台風の被害ですが、木が一本倒れましたが、大きな被害はありませんでした。
鐘楼にスズメバチが巣をつくったため、現在鐘をつくのはご遠慮いただいております。

先日はJR東海さま主催のツアーで50人もの観光客の皆さまが来迎寺にお越しになられました。(http://nara.jr-central.co.jp/yamatomichi/event.html)このツアー、二度目も予定されておりますので、9月に一気に100人も来られるということで、ありがたいことでございます。

昨日驚いたのは、50人のツアーに10人ものスタッフさんが常に無線で連携を取りながら誘導されていた姿。まるで要人警護のSPみたいで凄かったです。自転車イベントもルート案内を含めればものすごい人数の人がいるものの、一緒に走る人はだいたい10人に1人くらい。走行会なんかはどこでもほぼ自己責任みたいな感じなので、やっぱりツアーとは違うなぁと。まぁ自転車でたくさんのスタッフに並走されても困るんですが(笑)

今月は善導忌も控えておりまして、こちらも今回は色々と普段とは違う来客を予定しております。

慈眼寺と来迎寺は西山浄土宗という長岡京市の光明寺を本山とする宗派に属しますが、今回、同じ浄土宗の知恩院を本山とする派の青年僧の皆さまから、善導忌に合わせて、善導大師坐像の前で法要を行いたいとのありがたいお申し出を頂きまして、今回宗派を越えた法要が行われることになりました。(※本堂の収容人数の都合上、当日いきなりのご参加は対応しかねます。ご容赦くださいませ。)

実はつい最近、お忍びで、他宗派の「猊下」と呼ばれるような方がいらしたこともあるんです。来迎寺。

  1. 地方でも山間部のお寺では、立派な国宝や重文があっても、お寺の維持が大変で、廃寺や盗難が相次いでおりますなか、なんとか兼務という形でも、こうして来迎寺がたくさんの皆様のお念仏の場としてあり続けておられますのも、地元の来迎寺の檀信徒の皆さまの、村ぐるみのご協力の賜物でございます。先日もツアーの方が来る前に、村の方々が台風のあとの松葉や枝を軽トラ4台分!掃除してお迎えしております。

高齢化、過疎化の中にあって、このような地域の努力があって、なんとかかんとかどこのお寺もやれているということを、皆様に知って頂けたらなと思います。