慈眼寺 副住職ブログ

有望新人

先日、他宗派のお坊さんと、自転車に乗ってきました。

近所の某寺の副住職さんが、さいきんジャイアントのロードを買われたので、色々相談に乗ったり、一緒に乗ったりし始めたんです。

この方は僕より6つばかり若くて、普段から走ったり水泳をしたりと日常的に運動されていたので有望株。先日はじめて岩船寺に行ったときは、道を間違えて、さっさと帰ってしまうという天然ぶりを発揮しましたが、「奥山コースええで」と言ったら翌日には登るほどに元気者。先日は一緒に奥山登って参りましたン!

紀寺の交差点を曲がったら、そこは戦場。

「迷うとこないし、頂上で待ってるで!」

と言い捨て、久しぶりに登りました。

ストラバで自動計測されてしまいますから、ある意味いつもタイムトライアルであります。この日も帰って「今日ここを登った人」のランキングを見たら、その時点では3人しか走っていなくて、その3人が全員知り合いで笑えました。

体調がすぐれないなか、奥山控えていましたが、昨日の朝は起きた瞬間、気候と身体が「バチッ!」とフィットした感があり、「夏バテ?なにそれ?な頃の俺様」が帰ってきた感じ。

それでもやはり心拍は苦しく、「これは・・・平凡かな?」と記録を確認すると21分06。よくもないし、悪くもない。次に期待って感じ。

さて、ルーキーはどうだろうか。

「5分はあくかな・・・?」

とのんびりジュースを買っていると、

「足がプルプルしました~」

と、彼がやってきました。その差、3分から4分でしょうか。

ロード歴2か月。ジャイアントのカーボンロードで105完成車。しかしペダルはフラペ。これで二度目の奥山で24分から25分。

悪くない!悪くないよ!

っていうか、全然私より速くなるんちゃいますん?伸びしろだらけやで!

まず、登り切れるだけでもすごい。昔、もっとしょうもない坂で音を上げて途中で帰った人もいました。高級ロードに高級パーツでもっともっと短い坂で10分くらい遅れた人もいました。結局坂って根性だけの問題ですから。気持ち切れたら終わりだから。

あとはペース配分とか、攻め方とか考えたら、すぐに21分くらいにはなるんじゃないでしょうか。有望です。37歳副住職。

とりあえず、短パンTシャツはいいにしても、お坊さんのスキンヘッドに直でヘルメットはこれから即身成仏するので「せめてタオル挟も」とか、山奥まで乗るようになったらパンクしたときヤバいから「パンク修理だけ覚えよ。あと、携帯家に置いてくるのはやめよ。」などと老婆心ながら先輩ヅラして「いつか来た道」をレクチャーして、楽しく帰り、転害門カフェでジュースをオゴって先輩ヅラフィニッシュ。

でも、所持金ゼロは怖いから、お金持ってきてね・・・。一緒のときはいいけど、ハンガーノックとかあるしね。