慈眼寺 副住職ブログ

曽爾高原ライド

本日は連休中たぶん唯一、一日晴れの日。
最近なんとなく気がふさいで自転車に乗れなかった私。久しぶりにロングライドに行こうということで、いつものお連れ様と曽爾高原に行こうという話になりました。

曽爾高原は以前の「伊勢本街道ライド(http://www.nara-jigenji.com/diary/3489/)」でも近くを通った場所。だいたいわかります。
でも、そのまま桜井からダラダラ登るのもつまらないので、兼務する来迎寺方面経由で行って、帰りは室生寺に寄ろうという話になりました。

最近若干太った上に峠を攻めてないのですっかり登れなくなった私。何度もお連れの方に置いていかれながら、えっちらおっちら登りつつ、すぐに山辺高校まで到着。そこからは一気に標識通りに伊勢本街道をひたすら走っていきました。ああ、このまえのしまかぜ乗った日に一人で通ったなぁ、なんて思いながら。

途中、前回は見逃したお店に気づきました。

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宇陀の五平餅。ちょうどお腹すいたし、ちょっと食べよう、ということで一旦停止。

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なかなか濃いお店です。電車マニアなのでしょうか。

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きました。香ばしくておいしい。
伊勢本街道はなぜかやたらとジュースの自販機は多いのですが、食べるところがほとんどないので、こういうの、ありがたいです。

途中で前回のコースを離れ、曽爾高原へ向かう途中、ひときわ目に付く威容の山が。

 

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切り立った岩壁がとにかく険しい凄い山。家に帰って調べると、「鎧岳」というそうです。確かに言い得て妙。
となりの山が兜岳。ともにすぐ近くの倶留尊(くろそ)山が噴火した時の溶岩でできたとか。すごいなぁ。

この山を見たあと、すぐに曽爾高原への峠道を登ります。

またずるずると遅れていく私。
初めて出会った時には私がガンガン山で引いていたのに・・・。情けない。自分の緩んだ腹が情けない。

そうこうするうち、後ろからさらに我々を抜いていく一団が。聞けば京都のwhooさんとこのお客さんたちで、なんと嵐山からここまで片道104キロを越えて、片道で既に高度上昇2000m超の道のりとか。その最後の峠で私をサクッと抜いていく。ううう。情けない。
(whoo bicyclesさんは京都の御所のそばのオシャレな自転車屋さん。一度だけ当ブログでも書かせていただきました。http://www.nara-jigenji.com/diary/3050/

そんなこんなで、曽爾高原到着。

昔家族と来たような、来たことないような。想像以上にたくさんの人が来ていました。人気スポット!

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きれいですね。一面のススキ野。

母親が「ススキを見たい」と言ったとき、こんな景色を頭に描いていたのか。

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駐車場のそばには食事ができるところがたくさんあり、くさもち屋さんもありました。美味しかったです。

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駐車場にはサイクルハンガーもあり、自転車客もこんなに!なんやここ!(笑)

帰りは気分を変えて、車も少ない室生寺方面をまわりました。
川沿いの林道は寒いくらいでしたが、快調に飛ばせます。

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つきました。女人高野。

個人的には大好きなお寺ですが、今日は時間もないことですので参拝はナシで。
実はここの山門の仁王像のうち、どちらかの作成に母方の祖父が「仏師見習い」として参加したそうです。
以前酔ったおじいちゃんが「下半身はほぼワシ」とかデカいこと言ってました。(※酔っぱらいの戯言ですので多めに見てください)

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写真だけ撮影してさっさと帰ります。どうも今年は紅葉の色付きが悪いです。暖かったもんなぁ。
紅葉より、ススキ見たほうがいいかもしれません。京都の方は綺麗みたいですけど。

美しい田園風景も見られる帰り道を登り、また針に戻りました。

来迎寺では休まず、すぐ近くの、このへんに不釣合にオシャレな「ミモザガーデン」で休憩。
アラフォーのおっさん二人がカフェでパフェ。

 

 

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ミモザガーデンの「ミモザパフェ」。

パイナップルをベースにした珍しいパフェです。メニューの写真より実物の方がずっとよくて、損してるパフェでした。美味しかったです。

この寒いのにパフェですっかり身体を冷やしてそのまま奈良への長い下り坂を降りていきました。寒かったです。

走行距離125キロ、高度上昇2300m。嵐山の人の片道のような距離ですが、充分疲れました。

痩せてもっとスイスイ登りたい!