慈眼寺 副住職ブログ

初午、無事に。

2020年の初午、無事に終えることができました。

今年は日曜ということもあり、例年以上にたくさんの方がお参りにいただきまして、誠にありがとうございました。たくさん来られたぶん、ミスなども起こりやすくなります。お不便をおかけしたこともあったかと思いますが、なんとか大きな混乱もなく一日を終えられました。

これもすべて、ご擁護くださったご随喜寺院、観音講の皆様、婦人会の皆様のお力添えの賜物と、毎回身に染みて感じます。

今年はお手伝い下さっている方で都合がつかない方がたくさんおられ、新たに来ていただいた方々もたくさんおられました。それ以上に、毎年当たり前のように来て下さる方々のご厚意が、「当たり前のことではない」ということを忘れずにいなければと日々感じておる次第でございます。

自分のところの行事であるのに、やって頂いているが故に、部署によっては準備のやり方がよくわからない部分もあります。黒石材店様や信者様にいかにお助け頂いているか、痛感し、お恥ずかしい限り。もっともっと精進しなければと気持ちを新たにいたしました。

当日、大変ありがたいお言葉をGoogleのクチコミで頂きました。

先日初午の日に厄除け祈祷に伺いました。 婦人会の方など地域の方々がお手伝いをされていて、なんともアットホームな雰囲気でした。 観光化された寺ではなく、地元に根付いたお寺さんなのだな、と思いました。 その日は生姜が効いたあめ湯がふるまわれていて、寒さを紛らわしてくれました。

当寺は大きなお寺ではありませんし、立派な伽藍も文化財もありません。観音さまのもとに集まる信者さまに気持ちよく帰っていただくために、寺族だけでできることに限りがあり、お手伝い頂ける方に御尽力頂いてようやっと形になっているようなお寺でございます。顔の見える関係です。お守りやろうそくのコーナーにいたのは、私がバドミントン部で指導した男の子です。大学の4年間一年も休まずにお手伝いしてくれました。今年は卒論で忙しいのに手伝ってくれました。

そんな手作りの大法要で、色々と手抜かりもあり、列が長くなったり、お寒い思いをさせてしまったりとご迷惑をおかけすることもあるかと思います。手作りだからと言い訳することなく、手作りのよさをどこまでも続けて行ければなと、思っております。

二の午大法要は3月4日(水)勤めさせていただきます。

初午は終わりましたが、旧暦ですと、3月の初午こそ古式ゆかしい本当の「初午」!3月の初午を「初午」行事とされているお寺がありますのもそうした理由でございます。お水取りが3月なのも同じ理由です。

通が選ぶ慈眼寺の二の午、たくさんのご参詣、心よりお待ちしております。