慈眼寺 副住職ブログ

ほのおのたからもの

本業の記事より圧倒的に自転車と自転車屋の内容が多く、ほぼ「バイシクルRagazzi公認ブログ」として提灯記事を載せているような体裁の当ブログですが、こんなことをしても慈眼寺は全く潤わないどころか、Ragazziも全く潤ってないので、「商売抜き過ぎてスゴイ」→「欲がない」→「三毒煩悩から解き放たれている」→「徳が高い」(!)とポジティブに捉えて今日も提灯記事を書く次第であります。

先日、いつものラガッツィの店長が、頑張って掃除と整理をして広くなった店内を見て、

「コレ、忘年会、ココでできるで!」

とつぶやき、11月に既に行ったはずの忘年会の二回目をやると言い出したところ、常連が色々持ち寄る相談を開始、するとSNS上のやり取りをみて、長野の「あの人」「俺も行くわ!」と参加表明!

そう、RagazziジャージならびにRagazziカラーパンタレイデザインのアトリエキノピオ安田さんが、またまた忘年会に参加です!

既にジャージ完成記念パーティ、パンタレイ完成記念2017忘年会に参加して頂いていますが、今回は何の予定もない素の忘年会@店内。ビッグネームが来てもらうにはあまりにショボくて申し訳ないッ!

さすがに何かこっちに来る用事があるはず、と思っていたのですが、どうもそうでもないっぽい。電車で来るらしいと聞いてますますざわつくメンバー。De Anima回収に来るんじゃ・・・?

さて忘年会当日。

店長が得意げに買い出しの成果をアップしますが、ママチャリに山盛りに載せられたのはほっともっとのお惣菜と大量のポテチや駄菓子屋っぽいカツ!イイイ、イタリアンの巨匠が来るのに!な、生ハムとか、ワインとか!

クラブの指導のあとついてみますと、みんなすっかり出来上がり、それぞれ持ち寄ったもので楽しそう。

なかでも551の箱を見て

「あるときー!」

と屈託なく叫ぶ私含めアラフォー軍団。なんてバカなんだ。ひどい!本当にこの人たちは京都人なのか!(笑)

しかしコテコテの大阪出身ながら現在長野に住む安田さんは551で狂喜。やはり「あるときー!」と叫ぶその姿に、心から安心して楽しく歓談しました。

今回は席も近く、安田さんには色々とイタリアンロードの裏話を聴けて、感無量!

冶具から塗装まで、とてもここでは書けないような熱くて濃すぎる話でもうお腹いっぱい。

中でも特に印象に残ったのはこの言葉。

「何を買うか、より、誰から買うか、ですよ」

結局アレがいいのか、コレがいいのか、で悩んだりするけれど、結局一番大事なのは「誰」が作ってるのか。ちゃんとした人が作れば、どんなモデルでもちゃんとしたものができる。その人らしさがちゃんと出る。信頼できる人間、その人から買いたい!と思う人を選ぶ。それが大事、という話だと思うんですが、敢えて言葉を重ねたりせず、短い言葉でサラッと言うところが、職人っぽくってイイですねぇ。

だからこそ、「イタリア行ったらええねん。会って、顔見て、そんで選んだらええねん。俺、通訳しまっせ!」という言葉がポンポン出るんですねぇ。

感心しながら色々考えていますと、爆弾小僧と安田さんが何やら話し込みながら、股間や脇を触っている。あやしい!と思って見てみると、なんと爆弾小僧、De Animaの採寸はじめている!さすが独身!とことん突き進んでいく!

計ったからにはちゃんと買えよ!などと冗談で言いますと、

「採寸した紙だけ、めっちゃ溜まってるねん!山積みや!期待してへんからダイジョーブ!」

とカラカラ笑う安田さん。

何この「あなたの心です」みたいなやりとり。なんて清々しい気持ちの忘年会。

俺らもせめて、こんな感じで手を振っていたいなと思う、ラガメンでありました。

あとラガメンに足りないのはお姫様だけ!

求む!「パンク修理はまだできないけど・・・きっと覚えます!」とかなんとかいう可憐なお姫様!