慈眼寺 副住職ブログ

GOSENが振り切れ過ぎた件

滅多にバドミントンの話題をしないので、たまには。
競技として一番ハマってるんですが、バドミントンって、やって楽しいスポーツであって、見るのも語るのも全然楽しくないんですよね。不思議。

そんなわけでバドミントンをかれこれ25年くらいやってるんですが、このスポーツ、日本ではYONEXという企業がもう完全に牛耳ってます。ラケットの使用率もえぐいです。法に触れるレヴェル。ついでミズノとかウィルソンとかバボラとか。

そこにGOSENっていうメーカーがありまして。

ここで話は変わるのですが、私がバドミントンをはじめた中学時代、今とは全然違ってました。カーボン素材がようやく普及してきて、カーボネックス20がとにかく偉い。20が分かる男が違いの分かる男。それ以外はブラッキー2でも使っとけみたいな大ざっぱな時代でした。それより前はもうスティールやウッドの時代なので今とはスィング自体が違いますね。

その当時、ヨネックスの次くらいのポジションにいたメーカーがプロケネックスでした。ヨネックスとケネックスなので、「ヨネックスのぱちもんなのかな?」くらいの印象でしたが、テニス業界でのシェアは結構あったらしく。

しかし数年後、プロケネックスは完全に消えており、その代わりにGOSENというメーカーがありました。

カラクリを明かすと、prokennesxというメーカーは海外のメーカーで、その日本代理店がGOSENだった模様です。prokennexとの契約が切れて、扱いをやめて、まぁいったら今のバーバリーと三陽商会みたいな?リッツとナビスコみたいな関係?になった模様です。prokennex自体は今も依然として存続はしており、テニスラケットを出しているようですね。

で、このGOSENなんですが、正直品質的にはちょっと・・・というのが個人的な感想。

ガットはいいんです。ガットはなかなかの品質。まぁ繊維メーカーですから。

シャトルはまぁ、高いの出せばそれなりなんでしょうが、安いのはかなりアレ。ラケットは使ったことがないのでノーコメントですが、一番ひどいのがソックス。とにかく毛玉みたいなのが延々でてくる。全体的に安めのメーカーなので、どうしてもそこはちょっと・・・という感じ。おまけに最近は韓国や中国のメーカーも伸びてきてますので、GOSENの存在感はますます薄い。

そんなGOSENの今年の新カタログを見て、目を疑いました。

え・・・?星???

ドラゴンボールですか?っていうか、シューズがアシックスであることにビックリ。2013からシューズはアシックスのを売ってるそうです。大丈夫なのか。大丈夫なのかといえば、ウィルソンもバドシューズから撤退してます。オリンピック金メダルの松友選手がウィルソンラケットの生涯スポンサー契約してますけど、そっちも大丈夫なのか?安易に「生涯」とか言うてますけど、松友さんが生きている間はラケットから撤退しない自信があるのでしょうか・・・。

ウィンドブレーカーも☆。

 

かと思えば、唐突にもはやスポーツをするカッコとは思えない、15年前のストリートダンサーのような・・・。

アラレちゃん???CCB???

いやーちょっと吹っ切れ過ぎでしょ。GOSEN。

着て楽しい!見て楽しい!プレイしていて楽しい!2015年にスタートした、今までにない新しいスポーツカジュアルライン。

えっ!?っていうか、2015年からやってるんですか?まる2年こんな奇ッ怪なウェア、一度も見てないです。最低でも週3回。ひどいときは週5回くらい練習している私が、丸二年、一度も見たことないッス。ちょっとホント大丈夫ですか?

まぁなにごとも、やりすぎくらいじゃないと、ダメですもんね。なんかこの☆たちが、敵を幻惑してミスを誘う気もしてきましたッ!GOSENさすがッ!