慈眼寺 副住職ブログ

夢、やぶれて、それから。

今日、今年卒業した部員から大学合格の報告がありました。

特進クラスにいたので初心者では練習量も確保できず、勉強にも競技にもいい影響がない、とキッパリ断ったのですが、全然人の言うことを聞かず、勝手に一式を揃えて練習に参加し始め、根負けして入れてしまいました。

クラブの現役時代は怪我の連続。
初心者の女子ながらパワーがあるので、期待していたのですが、2年のときに二度の大きな怪我をしてしまいました。

とにかく思ったことに後先考えずに突き進んでしまうところがあり、見ていて不安なので、色々ことあるごとに話をして遠回りに落ち着かせていました。正面から言っても聞かないし(笑)

受験は第一志望には合格しなかったようですが、しっかり国立大学に合格。法学部で法律関係の仕事に就くことを目指すようです。
「大学でもバドミントンをします!」と言っているのですが、まぁ、途中で文化祭に熱を上げようとした時期もあったり、コロコロ変わるところもあるので、怪我したら怖いのでボチボチやってくれたらいいと思います。

私だって夢なんて全然かなわなかったクチですけど、別にそれで深刻なコンプレックスもないですし、夢がかなったら幸せかというとそうでもないのが人生だったりします。そして、どうしてもかなえたいことというのは、人はどんな形にせよ、成し遂げようとするものだと思っています。歌手を目指して諦めても、カラオケで熱唱してたりするし、案外そのへんのほうがいいとこどりで楽しかったりするものですし。

夢が大きいか小さいかなんてのは偏差値みたいなもので、他人の評価でしかないものです。他人に「すごいな」って言ってもらうのが目的って、つまらないですし、中身がない。他人だって本当はそんなに興味がないから、とりあえず「すごいな」って言ってるだけですし。そんな他人の吐く息に一喜一憂するのは実に下らない。

自分が通って楽しい、自分がやってて楽しい、自分が生きてて楽しいなら一番です。

あの子はそのへんを学んで、足元を見て、自分のやれることをコツコツ、突っ走るだけじゃなく、ときにはじっくり歩くように進んでいってほしいなと思っています。