慈眼寺 副住職ブログ

懐かしい顔

今日、9年ほどまえに担任をしていた子供たちが、大学生になって私の家を訪ねてくれました。

めちゃくちゃ小さな男の子、女の子だったんですが、みんな随分大きくなりました。
なんだかんだで、毎年誰かが遊びにきてくれるのですが、みんな礼儀正しく、夢を持ちながら現状努力したり、目の前の矛盾や困難に必死で戦っていたり、ほんとうに成長したなと思います。

私も当時はまだまだ若くて、後先も分からずただただ突っ走っていたので、随分ひどいこともしたのですが、なぜかあんな無茶苦茶な教師に会いにときどきやってきてくれます。教えた方はむちゃくちゃでも、勝手にいい子に育って、教えた方をさっさと追い抜いていくんだなと思います。

これから彼ら彼女も社会に出て、打ちのめされたり、理不尽な目にもあったり、つらいことにもたくさん出会ったりするかもしれません。私には、ほんとうに何もしてあげられることはないんですが、あの子たちが、私のクラスにやってきたときのままの、まっすぐな目のままで、いつまでもいてくれることだけを祈っています。

私のことをおぼえていてくれてありがとう。