慈眼寺 副住職ブログ

お説教3回目

先日お説教の研修会のために京都の長岡京市に出かけました。
長岡京市は自転車で行くと近い気がしますが、車や電車だととても遠い気がします。

昨日のお説教でも実演をさせていただいて、これで研修会での実演は3度目。ちょうど一年前にも同じお寺で研修会が開かれ、その日は見学だけさせていただきましたが、あれからちょうど1年が経ちました。もっと実演をさせてもらうつもりだったのですが、仕事などで都合のつかないこともたくさんあり、まだ3度目、のような気もしますし、もう3度目のような気も。しかし3回やってもやはり緊張はするものです。しかも、昨日の研修会はさらに緊張する理由がありました。

昨日研修会のために会場を提供していただき檀家様を聴衆として及び頂いた如圓寺さまのご住職は、私が僧侶になるために行の際の監督だった方なのです。いわば、教頭先生の前で実習をする教育実習生のような気分で、説教以外の何から何まで緊張の連続でした。

案の定色々失敗もしてしまったのですが、今回はじめて披露する新しいお話の初のお披露目の場に、素晴らしい聴衆の方々に盛り上げて頂いて、拙いお話を最後までさせていただきました。実に聴き上手な檀家様方で、私などの話でもニコニコして聴いてくださるので、ついつい時間を7分もオーバーするという大失敗までしてしまいました。いやぁ、緊張するわ時間オーバーするわ、運転で疲れたわで昨日は帰ってお風呂にも入らずそのまま寝てしまいました。バドミントンで試合をしたときのような疲労感がありました・・・。

本職の布教師の方々はお説教の種類もたくさんたくさんお持ちで引き出しもいくつあるんだという方々ばかりです。私はそんなレヴェルになろうという気は毛頭なく、せめて自分のお寺でお説教をするときに、あんまり恥ずかしくないものを、という気持ちではじめたのですが、二種類のお説教を作るだけでいっぱいいっぱい。ですが、お説教の原稿を作るときに、このブログで書いていることがだいぶ助けになっています。ブログやっててよかったなと思います。