慈眼寺 副住職ブログ

いちご狩り

いちご狩り2

娘が我が家の菜園のいちごをほぼ狩り尽くしてしまいました。あといっこしかありません。
困ってしまったので、ある晴れた日、いちご狩りに出かけました。

いつも自転車で通る道で「いちご狩り」の看板をしょっちゅう見ていたので、いつかいちご大好きな娘を連れて行こうと思っていました。そういうわけで、精華町の某観光農園さんにお邪魔しました。集合場所に行くと、お子さん連れの家族でいっぱい。「本当に日本は少子化なのか?」と疑問になるほど子連れが多かったです。まぁ、大人はあんまり行かないか。

こういう有料の果物狩りって初めてなので、どうなることかと思いましたが、「元を取るで!」みたいな気持ちでは楽しめなくなるので、のんびり行ってみました。この農園のいちごは「あきひめ」だそうです。正直そんなにいちごが好きではないのですが、奈良県民的には「ことか」が好みです。1パック400円以上するので娘しか食べていません。僕はときどき娘が吐き出したものを食べるだけですが、十分おいしいです。

で、あきひめ40分取り放題食べ放題スタートしました。
あきひめはとにかく果肉が柔らかい!ので、とるときは結構コツが要ります。普通にイチゴを持つと簡単に潰れてしまいます。いちご農家とか大変やなと思いました。とりあえずガンガンとっては洗って食べたんですが、とにかく甘い。柔らかくて甘い。ただ、個人的にはもう少し食べごたえのある硬いのがちょっと好きかもしれません。娘は食べるより採る方が楽しいみたいで、ろくに食べずにハウスに戻ろうとします。私もとにかく食べてみたんですが、すぐに気づきました。「こりん星人でもあるまいし、いちごばっかり食べてられない」と。

そうなんです。飽きるんです。なかなか40分間いちごだけ食べ続けるとか、経験ないですよ。飽きますよ。そんなにビタミンC要らないですから。4、5回食べると、

「もう、今年はいちごええわ」

という気分になってしましました。せめて品種の食べ比べでもできれば。そういうところもあるのかもしれませんが。

とりあえず娘も満足してくれたようなので、私も満足でした。
ただ、帰宅後すぐに「イチゴ!イチゴ!」と叫び始め、普通に食べていたので、あの人のいちご好きはちょっと私たちのレベルを超えているようです。

できればお土産にいちご1パックとかサービスがあれば、ご近所におすそ分けとかできてよかったのですが、そういうサービスはなかったようです。
まぁ、元を取るとか、食べまくるとかではなく、自分の手で採ること、の体験ができるのがウリなんでしょうから、こんなものなのでしょう。

しかしコレ、梨やぶどうやらでこういうのありますけど、たぶんいちごよりもっと大変なのでは・・・