慈眼寺 副住職ブログ

マグロに賭けた男たち2018

さて世の中はオリンピック一色ですが、正直、冬季競技は馴染みが薄い。
とにかく寒そうなのと、自分にはそもそもチャレンジしたいとすら思わない危険そうな競技が多くて、あんまり見ていません。

そんな中、今年もありました!

「マグロに賭けた男たち」!

わりと唐突に放送されるんで焦ってしまいます。毎回長々とおっさんたちがマグロを釣る姿を延々見続ける番組なのですが、見始めると目が離せない。もう何年も見ているので、マグロ漁の手順はバッチリ覚えてしまっています。

「よっしゃ!かかった!船の真ん中まで移動や!」「よっしゃ!25m!電気ショッカーや!」

などとガシラしか釣ったことないのに完全に「海の男」気分。サブちゃんが海の男に愛される気持ちがこの番組を見て初めて分かった気がします。

どんどん若い世代が出てきていて、若手の有望株はスタイリッシュ。スノボっぽいウェアとか着てたりするのに、手際がよくて、「ああ、この人たちはどんな職場でも成功するんだろうな」などと感心しています。

そんななか、相変わらずなのが山本さん。

装備の差は回を重ねるごとに開いていき、今年は船の衝突までやっちゃって。もう64歳ですか。タバコをくわえる姿が切ない。マグロが釣れた日はスーパーのお寿司でお祝いするという、「漁師なのに、スーパーで買うのかよ!」と突っ込みたくなるいつもの儀式も、今回は「小物だから寿司買わねぇ」などという意地の張りっぷりと、なのにスナックで飲んでしまうという無計画ぶりがまさに「漢」。「悲運の漁師」とか言われてるけど、悲運ではないのでは・・・という疑惑も大いにわきますが、やいやい!そこは山本さんの素晴らしいところ。手際のいいやり手の漁師ばっかり見ててもこの番組全然楽しくないのであります。もうマグロに賭けた男たち=山本さんですから。マグロよりおじいちゃん見てるだけ。目が離せない。猫の名前が「ピコ太郎」だったり、かなり美形の猫だったりと、目が離せない。息子さんもしっかり親父のDNAを受け継いで、「そうじゃねぇだろ!」と素人にも突っ込まれるわきの甘さがたまらないんです。全然釣れてないうえに、今回もほとんど船頭さんにやってもらっている姿に、どんくさい自分を重ねて泣けてきます。ただ、収入がこんなに不安定なのに、今度3人目ができる幸せぶりと無計画ぶりがうらやましい。お子さん抱いて破顔してるの、泣けましたね。いい顔してたわぁ。

と、突っ込みながら山本さん周辺を眺める幸せな番組なのですが、偶然ネットでこんなものを見つけて驚愕!

http://shop.oma.co.jp/shopdetail/000000000358/

まさかの山本さんTシャツ!

なんとこんなものが売られるほどの有名人になっているとは!羽生くんレヴェルやんか!次のオリンピックは「北の漁場」を流して「YAMAMOTO」で決まり!

ちょっとダメ親父だと思っていた山本さんが、もしかして実はTシャツなどの肖像権でガッポリ儲けており、あの古いお家は「撮影用」の小屋で、実はめちゃくちゃでかい家に住んでいて、撮影のためだけに船に乗っているのではないかという疑惑がわいた、2018年でした。

信じてるで!山本さん!