慈眼寺 副住職ブログ

夏の終わり

まだまだ暑いですが、ようやくお盆も終わりまして、8月24日にはお盆のお仕事の締め、都祁村の地蔵盆のためにお経をあげにいっていました。

と、いっても住職がしますので、私はほぼ運転手。山道ですから、なるべく私が運転しています。

都祁来迎寺内の地蔵堂です。地蔵盆はどこでもそうですが、地域が中心になってお地蔵さまをお守りしてらっしゃいます。

この地蔵堂の先はうっそうとした林が続きます。本当に山の中のお寺になります。これで長かった8月のお盆はようやくすべて終了。

8月は檀家様の通常の月参りをお休みさせていただくのがどこのお寺でも常。すなわち、お坊さんが旅行できるのは8月末の数日間のみ!ゴールデンウィークもお正月も全然関係ないファミリー世代のお坊さんが家族と出かけられるのはこのときのみ!と、いってもお葬式があれば地の果てからも還ってこなければなりませんが。

その点まだ住職が健在な副住職世代はありがたいことに、この時期にだいたい1泊か2泊させてもらって近場で家族サービスいうたらアレなんですが、そうさせてもらっております。

この時期、奈良門中だけでも4家族以上が一挙に移動したようです。中には旅先でばったり出会ってお休み気分ゼロになったご家族もいたとか(笑)

そんなわけで、8月25連勤のあと、ようやく慈眼寺副住職ファミリーもつかの間の羽根伸ばし。しかも海外に!
娘が生まれてからは初の海外であります。贅沢をしおって!と怒られるかもしれませんが、実はこれには深い事情が。

私の実の妹が、旦那様の仕事の都合で一時シンガポールに住んでおりまして、今回はその転勤先を尋ねるという重要な任務を一族から仰せつかりました。しかしシンガポールなんて全然行きたくない上に、物価が高い!行きたくない上にお金がかかって運動できないってなんやねん!ということで、一族に「こんなにかかるんや。大変なんや。」と同情をひく作戦でクラウドファンディング決行。一族の愛を托鉢のように集めて資金を捻出、妹夫婦に100%頼って楽をして旅をしてまいりました。

あまりお寺のブログで書くことでもないのですが、シンガポールって、どないやねんというお話を次回。