慈眼寺 副住職ブログ

スリーハンドレッド②

さて、当日。
4時45分に起きるともう外は明るい。なんと、もうちょっと早く設定してもよかった。
もうずいぶん日が長い。最初は少々暗くてもいいので、5月なら4時起き4時半スタートとかでもいいかもしれません。
ダイエット中で朝はほぼ野菜スープですが、今日ばかりはそうもいきません。昨日の夕食のおかずにご飯をお茶碗一杯。やはり勝負どころは白米です。

スタートして快調に山城大橋まで進み、そこから宇治田原を抜けて、琵琶湖を目指します。いつもは交通量が多いところですが、この日はさすがに日曜6時台。ガラガラです。猿丸峠を抜けて、あっという間に立木観音の交差点につきます。そこから北上して藤村前を通り過ぎます。もちろん開店前。帰りにここで一服・・・なんて優雅な時間を過ごせればいいのですが、まず閉店後にしか通れないでしょう。

藤村を過ぎて瀬田の唐橋を渡って琵琶湖東岸を北上します。つまり琵琶湖東岸から西岸に行って、そこで敦賀に北上し、また戻って西岸を南下する計画です。

そもそも、ビワイチ紹介サイトだと反時計まわりが推奨されますが、なんでなんだろうと思っていましたが、走ってみて納得。日本は左側通行なので、たとえ車道を走っても東岸→西岸と進むと常に琵琶湖に近い側を走ることになるわけですね。とはいえ途中逆回りの人も多くお見かけしました。お天気の日曜だというのに、それほどビワイチの人に出会いません。時間が遅すぎたのか?よくわかりませんが、思ったより少ないです。逆に釣り人の多さはすごい。昨日今日のブームの自転車との格の違いを感じます。単調な琵琶湖の湖面を見ていて、すぐに飽きました。「こんなんただの水や!」という気持ちになるのに、時間はそれほどかかりませんでした。

その後もジャイアントを抜き、サーベロに抜かれ、ルイガノを抜き、ルックに抜かれ、またジャイアントを抜いて、キャノンデールに抜かれ・・・などを繰り返していますと、彦根方面につきます。この辺から琵琶湖より広大で肥沃な田園風景のほうが目を奪うようになります。いつ来てもこのへんの田園風景は本当にすごい。「豊か」としかいいようがない。奈良や京都の田畑とはスケールが違います。鎮守の森もあったりして「リアルトトロの森やん!」と言いたくもなります。そんなこんなで楽々長浜の「湖北水鳥ステーション」につきました。サーベロの隣りに陣取るあたりちゃっかりしております。しかし私の自転車は地味。サイクルハンガーと同化しております。

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一応家族が心配してはいけないので、「今、湖北水鳥ステーションにいます」と奥さんにメール。返事は、

「そんなとこあるんや!水鳥に癒されてきてね!」

ですが、ちょっとイメージしてるのとは違うと思いました。水鳥なんかいませんし、私はうどんをすすっているだけ。

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このへんでようやく記念写真パチリ。湖には見ませんね。でかいですねやっぱり。

さて、このへんから奥琵琶湖にさしかかります。水も一気に綺麗になります。

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うーん、なんか悪漢に追われたお姫様が指輪を落としていきそうな崖です。いいですね。このあたり。

しかしこのあたりは自転車で走ったことはないので不案内になってきます。なんだかよくわからないなと思っていたら、あれ?俺このへんどこかで・・・

あ!去年の夏、僕このへんの仏像見て回ったわ!
http://www.nara-jigenji.com/diary/3453/

このとき、実は奥琵琶湖あたりで向源寺(渡岸寺)の十一面観音とかいろいろ見たな。まさしくこの道通ったなと思い出します。さらに進んで西浅井町に入ると、さらに鮮明な記憶が・・・。そうでした。上のブログでは書きませんでしたが、実はもう一軒、お寺をまわっておりました。それが「腹帯観音堂」であります。ここは文化財的にどうこうというお寺ではないんですが、「にしあざいちょう」にちなんで「あ(ん)ざ(ん)い(ちょう)」ということでイチョウのマークのお守りをもらえたりします。なにより本尊「腹帯観音」さまが面白いいわれのある仏さまでして、昔お寺を焼かれそうになったときに、本尊様を布に巻いて池に沈めて難を逃れたことがあり、のちに泥の中から引き揚げた際、さらしで巻いて身を清めたそうです。そのときのお腹にまいた布を皆が持って帰り、腹帯に使ったところ子宝を授かった・・・との伝承があります。平成になってから盗難にあったそうですが、無事帰ってこられたそうです。美智子さま雅子さまもここに腹帯を奉納されたとかで、ちょっとしたパワースポットになっています。ここの面白いところは住職さんがおられないので、地域の方がお堂を守ってらっしゃいまして、中に入りたい時は事前に予約するか、当日、お堂の正面に書いてある電話番号に直接電話すると、地域の方がすぐやってきて開けてくれるという何というか心温まるシステム。久しぶりに寄ってみるか・・・とすぐ近くを通ったこともあり、参拝してみました。

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いや~相変わらずいい味だしてるなぁ。
電話してすぐ地域の方がこられました。せっかくですのでお経もあげさせてもらい、このあとの道などを聞いてこのお堂をあとにしました。いつ見てもいい観音さまでした。

③につづく