慈眼寺 副住職ブログ

街でよく見るキレイなアイツら。実は・・・

最近、道路脇できれいなオレンジ色っぽいピンクの花をよく見ます。

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こいつです。よく見ますよね。
最近我が家の庭にも生えてきて、雑草は熱心に抜いてるんですけど、

「コイツ、綺麗だし、置いておくかぁ」

って放置してたんです。
でも、花の名前くらい分からないとアレだなって、調べてみたんですよ。

風流さのカケラもないんで、「春コスモス?」くらいに思ってたんですが、「春コスモス」で検索してでてきた花は全然違う。

「雑草 春」で検索してそのページで見てたら・・・。あ、同じのあった!

「ナガミヒナゲシ」

へぇナガミヒナゲシっていうんだねぇ。どんな花なのかなぁ・・・

・・・・ん?外来種なの?

ナニナニ?繁殖力が異常に強く、一個体から15万粒の種を放出。うへえ。
さらに・・・アレロパシー活性がすごい。
あ、生物で昔習った他感作用ですね。生物のセンター試験94点だったので大丈夫です。覚えてますよ。
要は、まわりの他の植物の生育を妨げる物質を出す植物なんですね。
下記サイトが詳しいです。

http://www.niaes.affrc.go.jp/sinfo/publish/niaesnews/090/09003.pdf

色々まとめると・・・

第二のセイタカアワダチソウやん!

ということが分かります。
「きれい」言うて甘やかしてたらとんでもない奴ですねぇ。

まぁブラックバスとかもそうなんですが勝手に人間の都合で連れてこられて、外来種が増えてる!って悪者扱いされるのもひどい話なんですが、キレイかどうかで判断されて生き残るのもまた人間の身勝手さを余すところなく示しています。

そういうわけで、申し訳ないですけど、庭のナガミヒナゲシを駆逐した身勝手な人類代表の副住職でした。