ぷらっとならまち付近をサイクリング
先日、ほんのちょっと時間をもらえたので、ぷらっと自転車で出かけました。
最近空気がめっきり春めいておりまして、実に気持ちいいですね。
とりあえずサイクリングロードはもういいやっていう気分だったので、加茂から浄瑠璃寺→岩船寺方面へ抜けてから、ちょっと街乗りをして帰ろうと思いました。
で、まぁ気持ちよく当尾の坂を登って、磨崖仏に手を合わせつつ、坂を下り、五劫院さんの前を通り過ぎて、一気に奈良町方面へ。
気になっていたのは、ココ。
実は何度かお邪魔はしていたんですが、私のここのお邪魔歴はこの店の先代に遡ります。
ここはちょうどやすらぎの道沿い、ローソンの向かい、いさがわ幼稚園の隣りにある中古自転車屋さんなんです。
しかし、このお店が開く前には、ここは洋服屋さんでして、妹の同級生がやっておられたお店です。
いいお店だったんですが、残念ながら数年前にお店が閉店。
閉店前に店長さんと、
「さびしくなりますね・・・」
とか言ってますと、
「あ、でも、このあと自転車屋さんになりますよ」
「え！マジ！やった！・・じゃない、えーと、あの、そうなんですか・・・」
「いや、喜んでもらってもいいっすよ（笑）」
という恥ずかしいやりとりがあった場所です。
新品の自転車をバッチリ持ってる私ですので、「これ以上車輪のついたもんは要らんで！」と奥さんに厳命されておりまして、中古自転車は買いませんが、「こんなに安く買えるんだったら・・・」とグラグラしてしまう自分もいます。
今日は店頭に飾ってあるチネリがどうしても気になり、「見るだけ・・・見るだけやで・・・」と社会見学です。
ありました。
07年のunicaでしょうか。ブルーベルベットというカラーのようです。
アルミで前後にカーボンフォークですか。
フルヴェローチェにシロッコ？がついて当時は30万前後したようです。状態は「かなりいい」とのことです。
日本で仕入れたものではないようですが、ちょうどこのモデルの頃は草薙くんがテレビドラマでエストラーダに乗って「チネリ」が力道山以来の日本での注目を浴びた時期、になるのかしら。
他にもこんなオシャレ自転車も。
ダブルレバーで、リアは5速。もちろん本気の走りには対応しませんが、街乗りならカッコいいですねぇ。
オールドパーツ、使うとなると正直アレな部分はどうしてもあるのですが、見た目はカッコいいなぁ。
「中古のロード」をどう捉えるか、はデリケートな問題なので、私ごときの知識で結論は言えませんが、中古ママチャリなんかが当たり前ですし、最後は整備した人、仕入れた人との信頼関係になるかなと思います。もしくは、自分自身に十分なスキルがあれば自己責任で整備できるので、「お宝」を見つけることも可能でしょう。ヤフオクなんかよりは目の前の人から買える安心感もありますし。
お店の方も「街乗りに」ということでペダルもフラペ。ポジションも落差の少ない安心ポジション。で、あればオシャレな高級車をヴィンテージ感を加えて街で乗る、という向きにはカッコいいかもしれませんねぇ。ただ、メーカーは絶対に保障してくれないので、最後はお店と自分のスキル次第なのと、そうはいってもロードバイクなので、ヒールを履いた女の子や、イヤホンをつけたおにいちゃんが「カッコいいから」で乗られると、自分にとっても他人にとっても立派な凶器である、ということ。ただし、それは中古に限ったことではなく、「スポーツバイク専門店」と名乗る新品のお店のロードバイクでも同じことです。
で、スキルはないし、自転車はもうある私でも買える素敵な商品を発見！
お、なんかいいな、コレと思った中古ジャージ！
SUNAIR・・・？
見たことないチームだけど、コレカッコいい！ウールジャージって真夏はむりむりかたつむりだけど、興味はあったんだよなぁ。
しかも胸に輝くはアソスのマーク！アソス！高級品やん！
値段は・・・？3000円台？おおう！庶民の味方！
バックショット。
帰宅して確認すると、1982年にツールに出場していたチームみたいです。僕、7歳ですね。
http://ledicodutour.perso.sfr.fr/equipes/equipes_par_annees/1977_1986/1982.htm
最近ラレーから出たteam Tiのカラーのジャージも同じ年に出てますね。
着てみるとサイズはぴったり！ウールってもっとゆるいのかと思ってたらピッタリしててビックリ。お腹、痩せないといけません。
いやーいいの買えたな～。
ただ、一つだけ誤算が・・・。
サイドから写真を撮ると・・・
「COLNAGO」の文字。
いかん、高級車コルナゴなんて買ったことない！どうしよう。ロードバイク界のベンツやん。
絶対に横に並ばれないように、ひたすら前を走るか、目にもとまらぬものすごいスピードで抜かれるか、どちらかにしないと。
俺の横は走らせねぇぜ。
なんて戯言はさておき、実はこのお店に向かう途中で、知らない間にできたオシャレなお店をたくさん見つけてしまったので、今度また自転車で探索します。