慈眼寺 副住職ブログ

もし大正生まれの仏師見習いがシルバニアファミリーの家を作ったら

長いタイトルでスイマセン。

このブログでも何度か紹介している、私の母方の、お寺とは本来なんのゆかりもなかったおじいちゃんは、大正生まれの普通のメリヤス工場のサラリーマンだったのですが、手先がやたら器用で、書画、彫刻において県展入賞多数のセミプロの腕前を持っていました。さらに、仏師に弟子入りした経験もある正体不明なおじいちゃんなのです。

慈眼寺にもおじいちゃんの作品が仏具として飾られています。
http://www.nara-jigenji.com/diary/1825/

そのおじいちゃんが、自分の娘、つまり私の母を溺愛し、ひな人形を手作りした話もここで書きました。
http://www.nara-jigenji.com/diary/2318/

さらにまだ紹介していなかった作品として、母に生き写しのようにそっくりな私の妹のために、シルバニアファミリーのおうちも自作しています。これがまた妙にクオリティーが高い。

 

house2

 天窓から光が入ります。

house3

ベランダにひさし。妙に手が凝っています。

house4

屋根が曲面な上に、天窓もそれに合わせて湾曲。
煙突も不必要にリアル。

house5

築30年以上経っています。

house6 house7

house8

ステンドグラスも自作。暖炉や絵までついている細かさ。

 

この家でいっぱい遊んだ妹は、やがて二人の娘を産み、この二人がいっぱい遊んだあと、私の娘が次にこれで遊ぶようになるわけです。(まだ興味はないようです)

おじいちゃんの作ったものはどれも本当に長く愛されて使われています。

とても、あのコワモテで、「銃剣道が弱いくせに生意気」という理由で上官を殴って営倉入りした人とは思えません。

俺のおじいちゃんがつくったものが、こんなに可愛いわけがない、とにわかに信じがたいメルヒェンな世界。
いや、ほんと、すごい人だったなぁと思います。

オチもなく、仏教にも絡まない、ただのおじいちゃん自慢でした。お粗末!