慈眼寺 副住職ブログ

最強の相棒

久しぶりに自転車の話題。
たまにはグッズの紹介でも。
5年間使用し続けたグローブが先日見事にパックリ破れまして、同じものを買い換えました。
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introのトリガー1。コレはもう最高のグローブです。
このintroというメーカー、元はG社の開発者で、四六時中自転車用手袋について考え続けているような人が、退社後、「自転車用グローブ専門メーカー」という、誰が聞いても、「そ、そんな商売成り立つわけがない!」と思うような会社を立ち上げ、しっかり成り立っているスゴイメーカーです。

ゴルフグラブなどにも使用されるエチオピアシープは、薄くて丈夫。この素材を使用することによって、限りなく素肌に近い感覚で、素肌では得られない強力なグリップ力を両立させるという離れ業に成功しています。

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まるで素肌。場所によって素材を変え、複雑なパターンで縫製されています。

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握り込むと、握力が強くなったかのような錯覚。

真夏の指ぬきグローブトリガー2に関しても、他社のゲルの厚みで衝撃吸収という発想とは真逆の、素肌感覚が素晴らしいと思いました。ただ、若干難点をあげるなら、夏場は汗をすごくかく時期でもあり、結果的にやや耐久性に問題が出てきて、1年もつかもたないかというコストパフォーマンスの問題が1つ。2つ目は若干縫い目が当たって痛い箇所もあるという点。水洗いできるというのは感動ものではあるのですが、そのあとの処理は色々と工夫が必要です。私の場合はある人に聞いて、乾燥後は奥さんのハンドクリームでなじませています。そうしないと乾燥後すぐに使うとパックリ割れることがあります。

しかしこのトリガー1に関してはほぼ完璧で、上記のデメリットは感じられません。とにかくしなやかでバシッ!と止まる。薄いですが相当暖かく、真冬以外はほぼカバーできます。

問題は厳冬期、これより暖かいモデル「トリガー3」があまりに暖かくて、うーん、関西では必要ないかも・・・という高機能ゆえの悩み。トリガー1と3のあいだくらいのあと少しだけ暖かいやつがあればいいなぁという贅沢なお願いが個人的にはあります。

ロードバイクに普段乗っていると忘れてしまうのですが、たまにクロスバイクに乗ると、「なんだこの上向き態勢は!!!」と驚きます。そこからさらにママチャリに乗ると、もはや異次元の違和感を感じます。逆に言えばロードバイクの前傾姿勢というのは一般人の想像を超えたものです。たまに路面の凸凹に気づかずに通ってしまうと、手がハンドルから離れそうになることもあります。あの前傾姿勢から手が離れてしまったら・・・。足はペダルと合体しているし・・・。さらに汗や雨で手が滑るケースで坂を下らなければならないときの恐怖あるや、相当なものがあります。

ロードバイクのパーツの中で、一番感触が大事になってくる場所、ハンドル。それと自分の身体をつなぐ接点。

ちょっとお高いですけど、一度味わえば、「やっぱり、イントロ!」な逸品です。