慈眼寺 副住職ブログ

ジョギング再開

季節はもう秋の気配が濃くなってきました。
自転車で通勤していると、金木犀の香りが心地いいです。

唐突ですが、数日前からジョギングを再開しました。
奈良マラソン以来走るのがすっかり嫌になってしまったのですが、やはり走らないと身体の緩みはいかんともしがたく・・・。
走っていないあいだもバドミントンは相変わらず毎週必ず打ち続け、自転車も月500キロは必ず走っていたのですが、やはり追い込みが足りない。
マラソンの練習に追われているときは、「本当にやりたいバドや自転車に乗れないのでは本末転倒!」と早くマラソンを終わらせて、趣味の世界に戻りたかったのですが、子供もできて仕事もしながらでは、追い込む練習はなかなかできません。そう考えると、やはり走るのは短時間で自分をいためつけるには持ってこいです。

とりあえず2年ぶりに走るということで、5キロくらいをゆっくりと走ってみました。案外いけたので最後の1キロをインターバル走のような感じで追い込んでみました。途端にキツくなってしまいました。まぁ、ゆるゆるにはなっていましたが、突如5キロ走ろうと思って走れる身体に感謝して帰りました。それから雨の日以外はとりあえず5キロ走っています。

ジョギングコースに公園的なものを見つけ、すべり台を見つけたので、帰ってから娘と遊びにきました。
するとそこに、小、中の同級生とその子供さん二人に遭遇しました。

その友達の奥さんも中学で同級生で、大人になってからも以前やくよけに来てくれたこともあります。
子供さんはもう大きく、娘と遊ぶといっても面倒見てもらう感じでしたが、娘は大興奮で嬉しそうでした。

私はあまり友達がいない方なのですが、こうやって地元にいると幼なじみにも会うことがあります。先日は近所の社会人バドクラブで、中学のバドミントン部の同級生の女の子・・・といっても今は当然「女の」ではないのですが、その子がずっと娘と遊んでくれました。

 こんな私でも40年ここに生きていると、「地縁」というものができてきます。

「ココが私の地元だ」

という場所がある、ということはとてもありがたいことだと思うんです。
ただそこに住んでいる、というだけではなくて、あそこの角を曲がったところであの子と待ち合わせたとか、あそこの田んぼに学校に行く途中にはまったなとか、そういう濃密な記憶を、良くも悪くも経験して、それからどこか遠くへ旅立って、

「やっぱりこっちが一番やなぁ」

って笑って帰ってこられる、ほんとうの意味での自分のホームタウンを、娘にも持って欲しいと思います。