慈眼寺 副住職ブログ

懐かしい顔2つ

今日は懐かしい顔ふたつに出会えました。

まず朝。仕事がやや遅かったので、朝5時に起きて雨が降る前にサイクリングしておこうと、淡々と裏大正池を登りました。
そのあと計50kmほど走り、元興寺などを自転車でお参りしてから、久しぶりに奈良ホテルに行ってみようと思いました。

奈良ホテルは奈良人ならたぶん誰もが知ってる、と言いたいところですが、若い方はご存知ないでしょうか。明治操業の和洋折衷の実に趣深い建築物です。「西の迎賓館」とも呼ばれているそうで、ロビーに入ったときの何とも言えないノスタルジックな豪華さが実に心地いい場所です。実は私の結婚式はここで挙げまして、思い出深い場所です。孫の顔はギリギリ間に合わずに亡くなってしまった母ですが、私も妹も、結婚はここで挙げて、お母さんに見せることができました。天皇陛下もお泊りになるホテルですが、案外挙式の料金はそこまで高くはなくて、奈良の近くの挙式会場の方が実は高かったりします。年配の方はもとより、奈良以外の招待客の皆さんはここでの式を実に喜んで下さいました。

その懐かしい場所にふらっと自転車で立ち寄ると、ドアの外に立つスラッとした紳士に見覚えが。
妹の式でも私の式でも担当してくだすった課長さんでした。確か異動になったはず・・・?と声をかけると、覚えていて下さり、「太られましたね」のショックなお言葉(笑)今は定年後の再雇用で、またホテルマンをされているとのこと。もう定年なさったとは思えない若々しさで、変わらぬ爽やかな笑顔を下さいました。

そのあと仕事をして、午後からは部活指導。そこにも懐かしい顔が。
5年前の女子部長が教育実習生になって母校に帰ってきて、クラブに顔をだしてくれました。こっちはそれこそ全く変わらない感じでホッとしました。先生になるということで、「今の中学教師は大変やでぇ~。やめときやめとき~!」と怖がらせておきました。まぁ根性だけはある子なので、大丈夫でしょう。

結構ハードな一日でしたが、懐かしい顔に会えてよい一日でした。