慈眼寺 副住職ブログ

3年生最後の団体

コーチ(笑)日記です。

大阪は引退が早いので、3年生の最後の引退試合がありました。場所は高師浜の臨海スポーツセンター。

今日は会場まで50キロだったので自転車で行くことも考えましたが、団体戦の時間は読めないので、もしパンクなどがあったら大変!しかも遅くなったら晩御飯の時間に間に合わないので、車にロードを積んで、休憩時間に堺をぶらぶら乗ろうと思い、用意をしていきました。1試合目を勝ち、2試合目は2時間半あと、さすがに乗っていいだろうとトイレでレーパンに着替えて出発・・・したところ、まだ数十分なのに突然生徒から電話!

「先生!試合時間が早まって、もう試合です!」

えええええええええええええええええええええええええええええ。2時間あったのに!???予定と違いすぎる!

ゴールスプリントのような猛ダッシュで体育館に戻り、レーパンの上から服を羽織り、コーチ席に。あ、もう第1ダブルス1セット目取ってた・・・。よかった、取られれたらひんしゅくものですやん・・・。この試合も勝って一安心。

結局その後もどんどん試合ペースが早まり、自転車に乗れないまま終了。

女子団体は3回戦で敗退。ベスト32?になるのでしょうか。

事前にトーナメントをみて、よくてこのへんかな?と思ったところで負けましたが、みんなよく頑張っていました。
団体戦は総合力が問われます。どのこの学校も、一人くらいはそこそこ打てる子や強い子はいます。
でもそれだけでは団体は勝てません。せめて2人、あわよくば3人強い子がいれば楽なのですが、3人以上揃えられる学校は限られてきます。一つ勝つのもなかなか大変です。この年頃の女の子はちょっとしたメンタルの部分で弱気になって崩れてしまうことが往々にしてあります。

ここまできて技術面どうこうを言っても修正はほぼ間に合わないので、アドヴァイスできることといえば、戦術面のことと、とにかく気分よくやってもらうことだけ。それがなかなか難しいんですけど。

とにかく応援は疲れます。自分でやったほうが遥かに楽。

ですが、初心者からはじめた子や、中学で伸び悩んでいた子がみんな一生懸命頑張って、こんな僕の教えたことを一つ一つ発揮して勝ったり負けたりして、悔し涙をながしたり、喜んで飛び跳ねたり。

すごく疲れますが、キラキラがたくさん見える、いい時間です。

試合が終わったときに、泣ける子は立派です。笑ったまま終えられる人は一人しかいないのです。負けて満足、清々しく帰れる子も勝者に値します。
一番悲惨なのは、負けたのに、泣くこともできず、満足もできず、ヘラヘラとごまかし笑いで帰ることです。昔の私がそうでした。

こんな情けない男のコーチング(笑)ですが、胸を張って帰れた今日の彼女たちは、私にはもったいない、いい選手たちでした。
明日からは個人戦。まだまだ戦いは続きます。