慈眼寺 副住職ブログ

普段着はほぼユニ・ムジ。そして、作務衣。

今日は週末、家族でユニクロに行くという実に平凡な過ごし方をしました。
普段、学校で教員をしているときの服装は、ほぼ全身ユニクロor無印です。違うのはネクタイくらい。
いわゆる上下揃いのスーツはもう、持っていません。自転車に乗ったあたりから太ももが太くなりすぎて、全部入らなくなりました。
そしてスーツの安いお店で買ったとしても、結局2万3万はするわけで。おまけにズボンのほうから先に痛みます。テロンテロンになっちゃいます。
よくある国道沿いのスーツ安売り店もなんだかんだで高いです。
結局、ユニクロ・無印(以下、ユニムジ)最高!ということになります。

まず下着、これはもうシャツは無印、さいきんユニクロ、パンツはユニクロ、靴下は無印。もう10年くらい固定です。

そしてYシャツ。ほぼユニクロ。ボタンダウンのオックスフォードシャツの完成度が高く、おまけにシワが目立ちにくいので、アイロンナシでもいけてしまいます。

ズボンもユニ・ムジです。夏場はユニのドライ系のズボンで十分。すらっとした脚長なら納得いかないのでしょうが、昭和体型の上、自転車とバドミントンで脚ばかりムキムキしています。腰に合わせると、しゃがめなくなってしまいます。無印のオーガニックコットンチノパンも使い勝手がめちゃくちゃいいです。真冬以外ほぼ使えるのでは。

そしてジャケット。というよりブレザーですね。ユニクロブレザー、いいんですよ!もうずっと好きです。自転車でなぜか肩周りがごつくなり、きつくなったので買い換えてはいますが、買い換えるごとに明確なコンセプトを持ってマイナーチェンジしていて、好感がもてます。特に今年のブレザーは完成度高いです。間違っても夏用の薄いものやリネンのものは買わないことです。大幅にクオリティーが落ちます。安物で着崩すと、ただの貧相になってしまいます。カッチリしたブレザーなら特別立体的でなくても大丈夫。繰り返しますが今年のはボタンの色といい、バッチリです。もちろん袖のボタンは開きませんが、そんなことまで求めてません。

自転車で学校について、置いてあるユニムジに着替える。コレでもう完璧です。

自分でこだわりのある分野にお金を投資するのはいいと思いますが、完全な仕事着ですし、そもそもいつまで教師をするかもわかりません。本業はあくま で着物の世界です。そしてまたこっちが、たとえ作務衣でも信じられないくらい高いです。競争してもおらず、市場も小さいので価格が全然下がりません。しかもほぼカタログ通販なので、実物もあまり見られません。本当はお寺業界にも、ユニクロ的なお店ができたらいいんですが・・・。

「ドライ袈裟 半額」

とか、ないでしょうか。是非実現してほしい。とくに作務衣の高さにはまったく納得がいきません。

とはいえ、作務衣もすごく奥が深い着物です。袖を開くか閉じるかなど、人によって様々なこだわりがあります。ウチの奥さんは、昔はジャージすら恥ずかしくて着たくない!と言っていましたが、まず手始めにジャージを着て楽さを覚え、イオンくらいならジャージで行くようになりました。さらに奥さんは南国出身で寒さに弱く、毎年「奈良はヤバイ。寒い。寒い。」と言っていましたが、私が「作務衣どう?」と作務衣を渡したところ、そのいくらでも着重ねできることによる保温性に驚愕。ヒートテック+フリース+作務衣+あったか靴下の暖かさはまさにコート要らず。途端に冬場作務衣以外を着なくなってしまいました。

別にそれで「女として手を抜くな!」なんてことは全然思いません。楽で、夏は涼しく、冬はあったかくて、脱ぎ着がしやすい。こんないいものないっスよ。

あ、作務衣を知らない人のために。これが作務衣!「さむえ」と読みます。ウチの奥さんはコレで近所のスーパー行っちゃいます!

作務衣