慈眼寺 副住職ブログ

都祁村ライド

さて、本日快晴。明日は雨。そうなると我々ロードバイク乗りの考えることはただ一つ。

「今日、乗らないと!」

午前中に檀家様のお参りを終えると、午後からいつものお友達と一週間ぶりのライドに出かけました。
実は2週間前から脇腹を痛めておりまして、激しいダンシングはできそうもありません。クシャミすると脇腹に激痛が走ります。
脇腹の筋挫傷の一種かなぁと思っています。脇腹は結構時間かかります。

お友達と県庁前で集合していざ、ライド。「どこ行きます?」と聞かれたので脇腹のことを伝え、「軽めにお願いします」と、頼みました。

今日は、「奈良グルメフェア」とか何とか言うイベントが、南大門前の広場で行われおり、沢山の人が集まっていました。

ライド328-11人だかりがすごくて、そのまま通り抜け、勝手知ったる鉢伏峠を越えて、都祁村の来迎寺に向かうことにしました。

鉢伏峠は奈良教育大を過ぎ、ひたすらダラダラと上りが続く道です。実は「裏鉢伏」という途中で激坂に突入する峠も並行して走っていますが、なにぶん今日は痛みがありますので、ダラダラを選択しました。えっちらおっちら上がって、いつもは近道で地元民のみが知るショートカットコースで、トンネルを通らずに都祁村へ行けるルートを選択しますが、今日は、そのさらに手前、福住経由で都祁を目指すコースを選択しました。これが案外キツイ。「お手柔らかに」って言ったのに、友達が選択するコースが、今日は悉くハードでした。

ライド328-10かなりの高度に到達している予感。実は都祁村のある大和高原の標高は、ほぼ生駒山レベル。冬はかなり雪が降るところです。でも奈良市内。
結局、このコースは登ったあとにまた登るしんどいコースだねと確認して、あとは軽快に走り、来迎寺につきました。

実は、都祁村の来迎寺は、慈眼寺が兼務で住職をしております。いくつかのブログには「無住」と紹介されていますが、ここに否定させていただきます。もう、5年も前から慈眼寺の住職が兼務しております。この来迎寺、とある方に「大和の高野山」と評された東山内衆の中心地にして、多田源氏の菩提を弔う実はめちゃくちゃ歴史のロマンの塊のようなお寺なのですが、屋根は雨漏りがし、畳が抜け落ちて、「無住」と評されるほどに荒れ果てていました。縁あって先代住職からこのお寺の後を継ぐことをご依頼されまして、快く受け入れさせて頂いてから、国や県、市のご協力で、ようやく本堂の改修工事が始まりまして、今年完成間近となっております。

ライド328-9

子供の頃から、このお寺の法要のために、父と母と名阪国道を越えて何度もここを訪れました。自然がとにかく豊かで、気候が涼しく、人の暖かい地域です。亡くなった母も、老後はここで隠居することを夢見ていました。

 ライド328-6 ライド328-7
大修理も完成間近。落慶法要の折にはまたご紹介させていただきます。以前のこのお寺をご存知の方は目を疑うような復興かと思います。また、このお寺の由来などについては後日詳しくお話します。

しばらく修理の進捗を確認して、こんな山奥に突如できたカフェ、「ミモザガーデン」に立ち寄りました。

ライド328ー2 ライド328ー5

山辺高校のすぐ隣りにあります。言っちゃあなんですが、とんでもない山奥の杉ばっかり生えているこんな村に突然このようなオシャレなカフェができて、最初はビックリしましたけど、今日もたくさんのお客さんで賑わっていました。長谷寺や室生寺まで10キロですしドライブの途中にちょうどいいのかしれませんね。私たちは自転車ですが。

そのままショートカットで田原に戻りましたが、少し時間があったのでそのまま大柳生~柳生と抜けてから、笠置へ帰るのかなと思ったら、お友だちが方向を「布目ダム」方面へ。えー俺脇腹痛いのにーと思いましたが、ついていきました。

ライド328布目ダムです。ロード乗りにとっては有名ですよね。

しかしそこからがきつかった。また田原方面へ戻ろうとすると、この布目からの峠が結構キツいです。あの・・・僕確か「軽め」って言った気がするんですが・・・。こうしてゼェゼェハァハァいいながら太安万侶の墓のある交差点に戻り、そのままダウンヒル。ホイールを変えて好調なお友達に思いっきり置いていかれながら、なんとか家に帰りつきました。結局、昼からのライドで84キロ、獲得標高1600。先週の犬打&裏大正池ルートより稼いでしまいました。
友達は選ぼう、と思いました。

ちなみに落慶法要が終わったら、「慈眼寺主催 来迎寺落慶記念 慈眼寺~来迎寺ライド」というのをやろうと密かに計画しております。距離的に物足りないので、長谷寺か室生寺も回ってもいいかなと思っています。お寺まみれ、坂まみれ、自転車まみれの記念ライドです。詳細はまた後ほど。