慈眼寺 副住職ブログ

おはぎとぼたもち

ぼたもち

さて、本日は慈眼寺の彼岸会でした。
檀家様の婦人会の皆様がお集まりになり、ご先祖様の塔婆供養をさせていただきました。

毎年、春と夏のお彼岸には、妻と二人で手作りでおはぎを作って、檀家様の皆様に召し上がっていただいています。
今年は二年連続で姪っ子のねねちゃんに手伝ってもらいました。ねねちゃんありがとう!

ちなみに、みなさんは「おはぎ」と「ぼたもち」の違いをご存知でしょうか?
知っておられる方には常識なのですが、実はこの二つ、同じものなんですね。

お彼岸は、春と秋に2回ありますが、春のお彼岸はちょうど牡丹の咲く頃。だから「ぼたもち=牡丹餅」。
秋のお彼岸は萩の咲く頃。だから「おはぎ=御萩」。
日本人らしい季節感のある表現です。

今日も、お説教をさせていただきまして、「お彼岸の先祖供養」をテーマに、話させていただきました。いつも顔を合わせている皆様ですので全然緊張はしませんが、お説教は何回しても難しい。教師の方が100倍楽です。

ぼたもちを作るのと同じです。大事なのはあんこ。でもあんこだけでは甘いだけなので、しっかり食べごたえのある餅でくるむ。でも餅が多すぎたら間延びしたものになってしまう。薄く、包み込むようにあんこをくるんで、食べてもらう。甘いだけではダメで、甘さを引き立てるための塩味も効かせないといけない。この味の加減が曲者で、味見をすればいいというわけではない。味見をしすぎると、だんだん味がわからなくなってしまいます。お説教も練習をすればいいというものでもなく、新鮮さと言いますか、その場の聴衆の方々の顔ぶれや反応を見てから、味を変えていかなければいけないところがある。自分自身にとっても鮮度のあるものでないと、結局相手の心を動かせない。授業をやっていると当たり前のようにやっている(つもり)のことが、なかなかお説教だとできません。場数を踏んで、恥をかかないとわからないのでしょうねぇ。とりあえず、勉強あるのみ、です。