慈眼寺 副住職ブログ

「残念な夫」の育て方

奥さんの録画予約にある「残念な夫」のタイトルを見るたびに、本気で心が痛む副住職です。
かなり本気で凹むので、ああいうタイトルのドラマやめてほしいです。傷つきます。内容は見たことないですが。

今日娘に怒鳴っていたら奥さんに

「ブログと言うてることちゃうやんか!」

とものすごく痛いことを言われました。
やっぱり結婚して一緒にいるとお互いの一番弱いところを突けますね。

家事もそうなんですが、子育ても、自分なりにやろうとすると、口出しされて、その通りにやったら、上手くいかなくてイライラしてしまうことがあります。奥さんには奥さんのやり方があるし、それは長い時間見てきて一番いい「正解」なんだと思いますが、かえって用事が増える結果になっても、旦那さんには旦那さんのやり方でやらせてほしいときもあります。もちろん怒鳴るのは「やり方」ではないですねー。どうしても気長にできません。教師やってるから子供に慣れてるでしょ?ってときどき言われますけど、そんなことないですよねぇ。

家事なんかもそうです。せっかく手伝って”あげたのに”、という意識があるからダメなんですが、やっぱりどこかそういう気持ちがあって、そこでさらに「やり方がおかしい!」と怒られると、男子のガラスのハートは簡単に砕け散ります。

ある程度でいいんですけど、任せるなら任せるで、気長に育ててほしいです。子供が生まれると旦那は「でかいのに邪魔なもうひとりの子供になる」とよく言いますが、私もきっとそうなってるんでしょうねぇ。

この手の「家事」記事はよくありまして、

http://news.mynavi.jp/news/2014/12/19/009/
http://ure.pia.co.jp/articles/-/24615

どれも読んで身につまされるものがあります。最初の記事は全国の奥さんの不満が溜まりまくってるのがよくわかります。
2本目はもうちょっと建設的で、「でかい上に邪魔な子供」を育てようよという姿勢を推奨する記事です。

最初が肝心なのでとにかく褒めて伸ばしていきましょう。なんかどんな仕事での失敗より家事・子育て系のダメ出しは凹みます。褒めて伸ばしましょうよ。

あと、若い世界の男子、本当にこれからは家事くらいできないと、結婚してもらえませんよ。
かといって家事にこだわりすぎると「細かい」とかもんくいわれてる人もいますし、旦那さんはみんな「残念な夫」扱いされる運命なのか。よそはもっと尊敬を集めているのか・・・。トホホ・・・